迷い猫2008年10月12日 15時44分

迷い猫

金曜日、家に帰ると縁側に一匹の子猫がいた。どうやら自分が会社に行っている昼間から、我が家の周りをウロウロしていたらしい。網戸越しに子供(♀3歳)となにやら会話してる。娘は猫におもちゃを見せて自慢したり、網戸越しに突っついたりしている。

土曜日、朝になっても子猫は縁側にいる。というか夜通し縁側で鳴きつづけていた。正直自分は家で面倒を見てもいいかと思った。しかし嫁は大の動物嫌い。子猫に少し愛着が湧いたようだが、飼うことは絶対に反対されるのは目に見えている。

昼頃、嫁に猫好きの妹夫婦に引き取ってもらえないか連絡を取ってもらう。写メを送って欲しいと言うことで送ると、前向きな返事をもらう。この時点で自分は引き取ってもらえるものだとタカをくくって子猫にエサを与えてしまった。しかし夜になって、小さな子供もいるしやっぱり引き取れないとのこと。結局、子猫をどうするかを嫁と話し合う。自分はエサをあげてしまった以上家で引き取るべきだと主張するが、大の動物嫌いの嫁は断固認めてくれない。嫁はどこかに捨てに行くか保健所に引き取ってもらうように言うが、自分には無理。たとえ偽善であっても、自分が一度は飼いたいと思った生き物を意図的に死なせることは自分にはできない。ましてやどこかに捨てに行くなど、捨てられた地域の人が迷惑を被るだろう。一応ネットで里親を探せないか調べてみたが、現実は相当厳しいことを悟る。結局結論は持ち越しになった。

日曜日、昨日と同様子猫は縁側にずっといる。朝から嫁と子猫をどうするかで大喧嘩する。もはや我が家で飼うという選択肢は微塵も存在しなくなった。自分としてはもう子猫が自分の意志でどこかに立ち去ってくれることを願うしかない。そのために心を鬼にして子猫を追い払うことにした。子猫に向かってダッシュすると、子猫は一瞬何が起きたか分からずビクッとし逃げていった。しかし10分もしないうちに再び縁側に戻ってきた。その後も何度も追い払うがその度に戻ってくる。数時間そんなやり取りを繰り返しているうちにだんだん縁側に近づかなくなってきた。

用事があり外出し帰ってくると、近所の子供が子猫と遊んでいた。そしてその後子猫はそちらの家に行き、我が家にはこなくなった。願わくばこのままそちらで引き取られるか、本当は良くないことは百も承知だが野良猫としてたくましく生きて欲しい。

自分が子供のころ子猫を拾って、親に反対されて飼えなかったことが何度かあった。そして大人になり、相変わらず子猫一匹飼うことができない自分のふがいなさに呆れる。

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